財務諸表の見方
銘柄ページの財務諸表は、会社が開示した原文を標準勘定体系に整理した表です。何をそのまま残し何を新たに計算したのか、図はどう読むのかを説明します。
標準勘定とは何ですか。
会社ごとに勘定の名前も並べ方も違うため、そのまま置くと横に並べて読むのが難しくなります。そこで開示原文の勘定を標準勘定体系に整理し、原文の数値はそのまま保存しています。会計期間と表示通貨は会社が申告したままにしているので、商用の画面と最後の桁まで一致するとは限りません。
ウォン以外の通貨で申告した期間は、金額を申告通貨のまま表示し、通貨コードを併記します。そうした期間では一株当たりの指標と倍率を算出しません。
損益の流れの図はどう読みますか。
売上高が当期純利益に至るまで、各段階でどこへ分かれていくかを開示金額のまま描いた図です。左の売上高から売上原価と販売費及び一般管理費が分かれて出ていき、営業利益から営業外損益と法人所得税を経て、右の当期純利益にたどり着きます。ある段階の項目の合計が合わない残りは、その他として別に示します。
売上総利益や営業利益、当期純利益のいずれかが損失である会計年度は、流れとしては描かず表のみで示します。
新たに計算した指標は何ですか。
表の大半は開示された値そのものですが、いくつかの行はその値から計算しています。フリー・キャッシュ・フローは営業活動によるキャッシュ・フローから有形固定資産の取得支出を差し引いた値で、売上債権回転日数とキャッシュ・コンバージョン・サイクルは、債権と棚卸資産、仕入債務の回転日数から求めます。一株当たり純利益は会社が開示した基本的一株当たり利益を優先して用い、それがない場合にかぎり支配株主純利益を株式数で割ります。
表に入っていないものは何ですか。
前年の開示が存在しない年度は、翌年の開示が再表示した比較数値で補い、その旨を併せて示します。受注残高のような財務諸表の外の営業指標と監査意見は扱わず、一株当たりの数値は株式分割を遡及調整しない申告値のままです。銀行や保険会社のように売上高を開示しない会社は、実際に申告した項目の名前で表示します。
よくある質問
- 財務諸表の数値が商用の画面と違うのはなぜですか。
- 開示原文の勘定を標準勘定に整理する一方で、会計期間と表示通貨は会社が申告したままにしているためです。原文の数値は保存していますが、商用の画面と最後の桁まで一致するとは限りません。
- フリー・キャッシュ・フローはどう計算しますか。
- 営業活動によるキャッシュ・フローから有形固定資産の取得支出を差し引いた値です。本業で稼いだ現金のうち、設備投資を賄ったあとに残る分を示します。